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Sunday, August 2, 2020

両方追うと両方打てず…“絶滅危惧種”アンダースロー対策 山崎氏・井端氏が辿り着いた『半分捨てる勇気』:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

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8イニングを無得点に抑えた山中

8イニングを無得点に抑えた山中

  • 8イニングを無得点に抑えた山中

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇2日 中日0ー0ヤクルト(ナゴヤドーム)
 5安打に抑えた梅津に、5安打しか打てずに報いてやれなかった。不完全燃焼のスコアレスドロー。今季初登板、ほぼ2年勝ち星から遠ざかっている山中に、8イニング無失点に封じられた。

 アンダースローには共通する原則がある。「初球はストライク」。絶滅危惧種だけに、打者の目は慣れていない。相手がまずは軌道を見てくることを、彼らは知っているからだ。この日の山中も打者27人中22人が初球ストライク。中日の打者は10人が振った(安打1、凡打5、ファウル、空振り各2)。

 山中は球威ではなく前後で勝負する。三振は取らないが、打者の体勢を崩し、自分のスイングを許さない。理想の凡打はポップフライ。下から浮き上がる球を上からたたくのは、まさしく山中の術中である。14人がフライアウト。4回から7回にかけて、梅津の三振をはさんで11人連続で打球は転がらなかった。

 レシピはある。まず教わったのは山崎武司さん。アンダースローは「若いころは嫌いだったけど、年を取ってからはそうでもなかった」と言うだけのことはある。元ロッテの渡辺俊介とは通算打率こそ2割1分5厘だが、2005年に5割(1本塁打)、11年には4割と極意をつかんだ。

 「甘いから打った。そう言いたいんだろうけど、それじゃつかまえられない。どっちを打つかなんだよ。真っすぐを打つか。緩いカーブを打つかの二択。どっちも追いかけて、バットには当たっちゃうからたちが悪い」

 120キロ台の遅いストレートと100キロ台のカーブ。どちらも追う打者は、実はどちらも打てない。

 「(右打者なら)外じゃなく内なんです。外だとスライダーまで追っかけちゃうから。巻き込むくらいで引っ張り込む。僕はテニス打法と名付けてました」

 こう話したのは井端弘和さん。交流戦で対戦を重ねるうちに、渡辺俊介対策を編み出した。下からの軌道にテニスのラリーのように振り抜くべし。緩やか、超緩やかと言った山崎さん。外角ではなく内角だと言った井端さん。共通するのは「半分捨てる勇気を持て」ということだ。

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